授業参観で自主学習ノートの導入をやった!
めまぐるしい忙しさの一日でしたが、ついにやりました。
自主学習ノートを授業参観で導入するという、自分でも初めての試みです。
もちろん、活用させていただいたのは以下の書籍です。
この本は奥が深すぎるので、自分なりに理解するのに結構な時間を要しました。本当に奥が深い!素晴らしい本というよりは、すげぇ!が連発の本です。
この本には、授業参観で導入を試みるくだりがあります。それに完全にのっかった訳ですが、私なりに導入してみましたのでご報告。
準備
準備したもの
- 宿題アンケート
- バッチリメニューとワクワクメニューのプリント
- イガ★せん学級冒険日誌から、自主学習辞典の写真をお借りすること
- 辞典や図鑑
- パイプ椅子
- アンケート結果をパワーポイントで表示するように準備
- B5の5mm方眼用紙
宿題アンケートとプリント、アンケート結果は以下にファイルを置いてシェアさせていただきます。
宿題アンケート[PDF]
メニュー案内[PDF] [Word]
アンケート結果 [PPT]
5mm方眼のプリントは、Leaf-PRIというソフトですぐに作れます。おすすめ。
やってみた
宿題アンケート結果を提示するところからスタート。
一問ごとに班で意見交換、班ごとに発表したり、個人で発表したりして全体へとフィードバックしてもらいました。
1問目の勉強が好きかどうかについては、保護者にもインタビュー。
手が挙がりませんので(当たり前ですがw)、子どもに「お母さんに発表して欲しい人!」と聞いて子どもからインタビューしてもらいました。嫌いなお母さんが8割くらいです。 途中から言い訳みたいな感じに発表がなってきたので切りました。
(時間があれば~、とかそういう発表が増えてきたので)
ただ、お母さんも勉強キライなんじゃん!という認識が子どもたちには出来たようで、安心したようでした。
なので、勉強が嫌い!から好き!になってもらうために、これから自主学習を始めるよ、という導入の切り方にしました。
意見の中で、「好きなこと」をするときはいいんだけど…というのがあったので、それを拾います。
「好きなこと」をやる学習だったら、楽しく、続けてできそうじゃないかな?
これから始める自主学習は、自分が好きなことをやっていいんだよ。いくつかルールがあるから、それだけ守ってね。
「自分から」、「40分以上(5年生だけれどもとりあえず40分にしました)」、「振り返り」、「おうちの人のサイン」、「ノートには時間とナンバーを書く」 、「見開き2ページをまずは埋めてみる」
ちょっと量が多いと思ったのですが、あとでカレンダーに入れる内容がほとんどなのでさらりと流します。
なぜなら、宿題アンケート結果の話し合いで、かなりの時間を使ってしまったからです!本の懸念通り!
ここまで話したら、おうちの人とパイプ椅子を隣に、そしてB5の方眼紙を持っていくように指示。
班ごとになっている隊形で、総勢70名ほどが席につきました。壮観です。
「時間が足りなくなりそうなので、7分間、お願いします。」
「おうちの方にお願いです。ここで本気でやっていただけると、子どもたちにとても刺激になりますので、是非とも本気でやってみてください。」
7分間、かなり本気で取り組んでいただきました。おうちの人すごいです。図鑑をまとめる人もいれば、レシピを持参してまとめてくださった保護者の方も。本当にありがたい。
そして、あっという間に7分間が経過しました。子どもたちは「え?もう?もっとやりたい!」という顔です。
おうちの方の本気の自主学習をギャラリーウォークで共有します(と言っても足の踏み場もないくらい混んでますが)。
最後に、自主学習辞典の写真を見せます。子どもたちも、おうちの人もびっくりしてました。
多分、その写真自体のインパクトもそうでしょうし、私の目指す目標がこんなに高いのか!という驚きも入っていると思います。
ここで授業終了、ジャーナル「おうちの人と勉強して思ったこと」「周りのおうちの人をみて思ったこと」(選択)
「お母さんってすごい!」「大人の底力を見た」「同じ時間で同じ内容なのに全然違った」「大人は字がうまい」「お母さんと一緒に勉強したことがなかったから嬉しかった」等々、子どもたちにとってはとても刺激になったようでした。
この刺激が、自主学習を取り組む原動力になるんだろうなぁ。みんなとってもいい宝物を最初からもらいました。
と言うわけで、私の実践はここからスタート。また進展があったら書いていきます。