TwitterやFacebookでは既に書いているのですが、じっくりまとめたいと思ってエントリー化しました。
いいことツイッターノートは、イガ★せん学級冒険日誌 によって紹介されています。
ほかにも、 青せんさん、新潟otakaさんにより、取り組みが紹介されています。
「 いいことツイッターノート」
1 目的
先生が子どものいいところをみるためのツールです
でも、ほめようとはわかっているものの、なかなかできないもの。
それをノートを使うことでいいところ探しを習慣化していくためのものです。
また、子ども同士のプラスの関わりを見つけたり、子ども同士がいいところを伝え合うことが出来るようにそのモデルとなるノートです。
私の学級では、子どもたちの関わりを増やし、子どもたち同士での解決をさせるように取り組んでいますが、その中で「いいことの可視化」や、「いいことのモデル化」は無くてはならない要素でした。
1学期の子どもたちの様子を見ると、関わりが増えるにつれ、だんだんと俗に言う「チクチク言葉」が増えたり、「この子はこうだから」という子どもたちによる定義(合っていることもあるけれども、一部の面からしか見ていない)や、悪いところの共有といった面も一部に見られるようになってきました。
そこで、いいこと(だとみんなが思うこと)を可視化することによって、「あぁ、こんな一面もあるんだ」という気づきや、「こんなこともいいこととして認めてもらえるんだ!」という発見、「あ!これ、見ていてくれたんだ!」という安心感、クラスへの所属感などなど、様々ねらいを大盛りにして(笑)、取り組みをスタートしました。
ただ、一番のねらいはこれです。「通知表の所見に使ってやるぜ!」(すがすがしいほどのダメッぷり)
さて、初日ですが、私が2つ書いて終わりました。
私自身もうまくいってない。「あれ。いいところを探すって結構大変だぞ!」という今更ながらの感想。
しかし、2日目に転機が訪れました。
2日目、何も書けずにいたのですが、2時間目休みにふと見ると、子どもが書いてくれているじゃないですか。
すかさず、いいところとして、「○○さんが1ばんに書いてくれたこと!」と書く。
そうするとどうでしょうか。ぽつぽつ書く子が増加。1日1ページは埋まる状態になりました。
いいところを探して、書く!という習慣が(まだ一部の子ですが)スタートしました。
さて、いいところを見つけて、わざわざ書くのは面倒です。なんで書いてやらなきゃいけないんだ、と思う子もいると思います。
そこで、登場するのが「いいね!」シールです。
はじめ、私はこんな風に書いてました。
右側にスーペースを大きくとり、右側にシールを貼りまくって貰おうという魂胆です。
ところが、実際のノートはこうなりました。(意図的に画質落としてます)
見事に右側をあけたねらいが外れるも、こっちの方がいい!
子どもたちの創意工夫すげえええ!
という感想です。
と言うわけで、いいね!シールを貼ることで、2つの効果が期待できます。
1つはいいことモデルの子どもたちによる重み付け。もう1つは書いた子へのインセンティブ。
という感じで始まりました、いいことツイッターノート。うちのクラスでの課題(というか今後の指導方針)がいくつかあります。
- 低学年でやるには、少しだけハードルが高いかもしれない。でも、短文のおかげでうまく回っている!
- 女子はこういうのが好きだけど、男子は休み時間、外に行っているのでほとんど読み書きしていない。どうしようか!?
- いいね!シールを「この子が書いたから貼ろう!」的な方向にもっていきたくない。書いてある内容に対して貼って欲しい。
- ほかの先生方の実践に見られるRT(コメントに対するコメント)はまだ見られない。(焦らなくていいと思ってますが)
ちなみに、うちのクラスでは「HAPPY えがお ノート」という名前になっています。(ミニ学級会で決定しました。)
また一ヶ月位したら、どうなっているのか、追って報告したいと思います。