卒業に寄せるエントリーは、もうちょっと心が落ち着いてから書きます。笑
一昨年の卒業式での話です。私は壇上で校長先生の隣に立ち、卒業証書を校長先生に渡すという、大役を仰せつかっておりました。
その時、あるクラスの子たちが、胸花とは別に、お守りのようなものを服に付けていることに気がつきます。
あとで話を聞くと、担任の先生から一人一人に、手縫いのお守りが渡されたようなんです。
「あぁ、いいなぁ、それ。自分も、卒業生を担当できるときがあったら、そんなことができたらいいな。」
なんてことを思いながら、2年後です。自分が担任したクラスが卒業を迎えることになりました。
卒業式の朝に子どもたちが配っていたもの
卒業式の日の朝。職員の打ち合わせが終わって子どもたちから、渡されたもの。
そうです。お守りです。裏はこんな感じ。
これを、全員分です。ある会社(係活動)の子どもたちが作りました。
1月くらいに、下校が遅く保護者から問い合わせがあり、別室で残っているのを発見。この作業をしていました。
「あー。ここまで来たんだ。」って思いました。(おうちの人も困っているから早く帰ろうと、やんわりとしか伝えられなかった自分…)
一昨年のことは何にも子どもたちに話していません。
でも、自分たちで考えて、こういうものを作ろうと思って、ちゃんと実行している。
そして、きちんと形として、表れる。
そういうマインドが、そして実行する力が、クラスできちんと醸成されたこと。2年間関わってきた子たち、正直苦しいときもあったけど。
…伝わったんだ。
ちょっと、じーんときてしまった。朝から。
サイコーのプレゼント、そして宝物です。
本当に、ありがとう!